![](https://ayakonagai.com/wp-content/uploads/2020/04/8A5994C5-36D4-4235-9096-F2FC5E012752-300x300.jpg)
吹奏楽や、金管バンドは、仲間と演奏するのが、何よりの楽しみですよね。
それができない時でも、音楽をより『楽しむ』『上達させる』
ことができるアイディアを、今回のブログで紹介します。
こんな方におすすめ
- 吹奏楽、金管バンドなどに入っている
- 環境的に、思いっきり楽器の練習ができない
- もっと上手に演奏できるようになりたい!
- 吹奏楽や、金管バンドを指導している先生
楽譜を読めるようになろう!
部活動は1日の活動時間も短く、コンクールの曲の練習や、合奏に追われて
意外と『音楽』の勉強ができていない生徒さんが多いです。
『自分の楽器についてよく知らない』まま、楽器を扱うなんてことも。
以上のことができていなくて、こんな事態が起きています。
・楽譜が読めない(音名、リズム)
・指番号、ポジションを書かないと吹けない
・自分で何の音を吹いているかわかっていない
・音がわからなくて、一人で練習できない
・表現ができない
・楽器をすぐ壊す
・音が出なくなった時にどうしたらいいのかわからない
以上の事に思い当たる方、結構多いとおもいます!
現実、レッスンしていても、こういった生徒さんは、かなり多いです。
以上の事が出来るようになると、
楽器を演奏するのは格段に上達しますし、より楽しむことができます!
楽器を吹く前にもっともやって欲しいことは
『楽譜を読めるようになること』
ぜひ指導する先生は、楽譜の読み方を、徹底的に教えてあげてほしいです。
ですが、学校の先生方は本当に忙しいのです!!
指導する先生も、絶対楽になる
![](https://ayakonagai.com/wp-content/uploads/2020/05/komatta_man2.png)
という先生はかなり多いと思います!(いそがしい中、本当にありがとうございます!!)
ですが、そんなに忙しいというのに
全パートの楽譜一つ一つに
・指番号
・楽譜の読み方
書いてくださっている先生もいらっしゃるんですね。
これは相当な作業量です。
その時間があるなら、ぜひ、生徒さんに楽器吹かせる前に
楽譜の読み方、運指を徹底的に教えたほうが、あとで絶対に楽です。
何より、生徒さんのためになります。
![](https://ayakonagai.com/wp-content/uploads/2020/04/8A5994C5-36D4-4235-9096-F2FC5E012752-300x300.jpg)
「音が並べばいい」ものでもありません。
せっかく音が出て楽しくなってきたのに
楽譜が読めなくて、一人で練習できないのでは
楽しさ半減
練習の効率も半減
先生の苦労は倍増
します!
まずは、どうか時間を作って
楽譜の読み方を、徹底的にご指導してあげてください。
指番号、最初は書いてもOK!(でも最初だけ!)
指番号を、覚えるのは
公式や、英単語を覚えるよりもはるかに簡単です!!
ですが、なかなか最初は慣れませんよね。
指番号は最初は書いてもOK。
![](https://ayakonagai.com/wp-content/uploads/2020/04/8A5994C5-36D4-4235-9096-F2FC5E012752-300x300.jpg)
ですが、運指、ポジションを書く上での注意点があります。
ココがポイント
・演奏する本人が自分で書く(運指を覚えるため) ・音符も見ながら練習する(見ないとリズムや音域がわからなくなります) ・同じ音が何個も続くところは全て書かない(楽譜がごちゃごちゃになる) (例:🙅♀️ドドドドドドドドド)
きちんと音符を見て演奏しましょう!
書いてある運指、ポジションが間違っている可能性もありますので
下記のステップで、練習していくと良いと思います。
step
1最初は先生がチェック
step
2高学年の生徒がちゃんと楽譜を読めるようになったら、生徒同士でチェック
step
3慣れてきたら、番号を書かないで演奏。先輩、先生は聴いてチェック
以上のステップで運指をチェックしましょう!
間違ったまま反復練習してしまう可能性があるので、
絶対に先生や先輩は見てあげてくださいね。
先生も仕事が減りますし、生徒も、アウトプットすることにより学びが深まります。
生徒を信頼して、任せることは
結果、お互いwin-winになります!
ぜひ最初に「楽譜の読み方」「運指のチェック」やってあげましょう!
メロディーを歌えるようになろう!
金管楽器は特になのですが
「頭でなっている音のイメージ」
が、自分の音に直結します。
なので・・
![](https://ayakonagai.com/wp-content/uploads/2020/05/komatta_man2.png)
![](https://ayakonagai.com/wp-content/uploads/2020/05/youngman_26.png)
なんて方は、まずメロディーを歌えるようになりましょう。
楽譜が読めるようになれば、メロディーは歌いやすくなります。
ピアノでメロディーを弾いてみよう
『ていねいに譜読みをする』ということは、とても大事な練習です。
楽器を始めたばかりの人は
思うように音がまだ出せないと思います。
ですので、ぜひピアノなどの鍵盤楽器を使って
楽譜の音を実際弾いて、歌ってみましょう。
弾けない方は、先生や、ピアノの得意な人に弾いてもらいましょう。
そしてそのメロディーを、なるべく正しい音程で実際に歌いましょう。
![](https://ayakonagai.com/wp-content/uploads/2020/04/8A5994C5-36D4-4235-9096-F2FC5E012752-300x300.jpg)
参考音源を聴いて音を覚えよう
参考音源を聴いて覚えるのもオススメです。
ですが、ぜひ楽譜を読めるようになってからにしましょう。
参考音源を聴いて、なんとなくの耳コピで練習してしまうと
いい加減なリズムで演奏してしまう可能性があります。
きちんとリズムにも注意して、参考音源を聴いてメロディーを覚えましょう!
プロの演奏を聴くのも、とても勉強になります!
![](https://ayakonagai.com/wp-content/uploads/2020/04/8A5994C5-36D4-4235-9096-F2FC5E012752-300x300.jpg)
音階の勉強をしよう!
音階の練習がもたらしてくれる効果はこちら
こんな良いこと
・出している音が、どの音か、わかるようになる(倍音楽器は、運指、ポジションが同じでいろんな音を出すので、自分の出している音が、わからなくなりがち!)
・指(腕)の動きの練習になる
・高音域、低音域、まんべんなく音が出せるようになる
・曲を演奏した時に、指(腕)の動きがよりスムーズになる
・曲が吹きやすくなる(曲の雰囲気や、響きを捉えやすくなる)
などなど・・・・たくさんの利点があります!
音楽はたくさんの調でできていますので
音階の勉強、練習は、基礎中の基礎です。
![](https://ayakonagai.com/wp-content/uploads/2020/04/8A5994C5-36D4-4235-9096-F2FC5E012752-300x300.jpg)
長音階を全調、吹けるようにしましょう!
まずは長音階をマスターしましょう!
長音階ができるようになったら、短音階にチャレンジしましょう!
練習の仕方はこんな例があります。
音階練習のバリエーション
・タンギングで練習
・スラーで練習
・2オクターブで練習
・リズムを変える
・ダブルタンギングで練習
などなど、1つの調を何回も練習してください!
練習する音域にも工夫があると、より効率よく練習ができます。
音階の勉強をして、練習で実践しましょう!
レベル別 音階練習方法
・初心者の方▶︎調号が少ない調を、自分の出せる音域で練習
・慣れてきた方▶︎全調を、自分が出せる音域で練習(少し高い音にも挑戦!)
・もっと上達したい方▶︎自分が苦手な音域を利用して、全調練習(2オクターブでできたら、すごい!)
以上の練習の仕方がオススメです!
![](https://ayakonagai.com/wp-content/uploads/2020/04/8A5994C5-36D4-4235-9096-F2FC5E012752-300x300.jpg)
♯、♭が多いと、指や腕のうごきも難しくなるので
まずは調号1つから、なおかつ、出しやすい音域から
練習すると良いと思います。
楽器のことを知ろう
自分の楽器のこと、知っていますか??
・各部品の名前
・楽器の組み立て方
・各部品の整備の仕方
・お手入れグッズの種類、使い方
トランペットでいうと、ピストンの向きが違うだけで、音が出なくなります。
これを知らないでいると
![](https://ayakonagai.com/wp-content/uploads/2020/05/komatta_man2.png)
なんて事になりかねません。
まずは自分の楽器についてよく知りましょう。
ヤマハさんのサイトに、わかりやすく書いてあります!
お手入れの方法も記載されているので、チェックしてくださいね!
![](https://ayakonagai.com/wp-content/uploads/2020/04/8A5994C5-36D4-4235-9096-F2FC5E012752-300x300.jpg)
金管楽器でしたら、時間があるときに丸洗いするのも良いですね。
トランペットの丸洗いの仕方は
下倉楽器さんのサイトでも紹介されていましたので、
ぜひご覧ください!
楽器は繊細です!!!
ちなみに、お子さんに特に多いのが
・楽器をぶつける
・管を落とす
・マウスピースを落とす
・楽器を置くのが乱暴
・楽器ケースを乱暴にあつかう
・整備してないから管が抜けない
以上のことが多々あります!
管楽器は、金属でできていたり、木製だったりと、
衝撃に弱い素材でできていますし、繊細です。
金管楽器も、とても薄い金属のプレートをつなぎ合わせてできていますので
すーーーーーぐ凹みます。
「物を大切にすること」
楽器に限らず大切なことですね。
楽器ケースに入れていても、衝撃がつたわって、壊れます。
ばーーーーん!!!!
と楽器ケースを棚に置いたりするのは、絶対にやめましょうね!
![](https://ayakonagai.com/wp-content/uploads/2020/04/8A5994C5-36D4-4235-9096-F2FC5E012752-300x300.jpg)
今取り組んでいる曲について、勉強しよう!
音楽の醍醐味は表現すること!
そして聴いてくださる人に、喜んでもらうことですよね。
音を並べることだけで満足しては、もったいありません。
自分の好きな音色を追求して、
自分のイメージする音楽を表現しましょう!
曲のことを調べてみよう!
ぜひ、音を出す前にやって欲しいことは
「曲について知る」事です!
こんな勉強方法があります。
・練習している曲の音源(CDなど)を、たくさん聴く
・1つの音源だけではなく、いろんな団体、奏者の音源を聴く
・曲が作られた背景を調べる
・作曲者の生きた時代や、人柄について知る
上記は、ほんの一例です。
曲を表現するためには、どんな工夫をするといいか
ぜひ自分で考えて実践してみましょう!
![](https://ayakonagai.com/wp-content/uploads/2020/04/8A5994C5-36D4-4235-9096-F2FC5E012752-300x300.jpg)
自分の好きな奏者を見つけよう!
いろんなCDや、音源を聴いていると
きっと、そのプレーヤーにも注目するようになると思います。
ぜひ、自分のお気に入りの奏者を見つけて、
そのひとの他の演奏も、たくさん聞いてみてください!
プロの演奏を聴き、そのイメージが自分の中にあると
自然とその音に近付いていけますよ。
・YouTube
・Spotify
・サブスクリプションサービス(iTunes、Amazonプライム等)
などで、たくさんの音楽を楽しむことができます!
ほんと、便利な世の中になりましたね・・!
![](https://ayakonagai.com/wp-content/uploads/2020/04/8A5994C5-36D4-4235-9096-F2FC5E012752-300x300.jpg)
コンサートに出かけよう
そしてぜひ、生のコンサートに行ってみてください。
生のコンサートをオススメしたいワケ
・コンサートの空気を味わえる
・息遣いや、演奏している姿をみることができる
・生の音の響きは、CDだけでは絶対に味わえない
・演奏者の表情が見れる
など、音楽を「見て」「感じる」ことができます。
「生の音楽」に勝る音楽体験は、ないと思います。
上手になりたい人、音楽をもっと楽しみたい人は
「練習」の前に「生の音楽」を聴くことを
強く、強くオススメします!
![](https://ayakonagai.com/wp-content/uploads/2020/04/8A5994C5-36D4-4235-9096-F2FC5E012752-300x300.jpg)
まとめ
楽器を吹く前に、絶対にやっておいた方が良い5つの事、おさらいしましょう。
メモ
・楽譜を読めるようにする
・演奏するメロディを歌えるようにする
・音階の勉強をする
・楽器のことを知る
・取り組んでいる曲について勉強する
音を出すことだけが練習ではありません。
ぜひ、上記のことにチャレンジして
何倍もレベルアップした演奏を披露して
みんなをびっくりさせちゃいましょう!
きっと、もっと演奏を楽しむことができると思います!
指導される先生も、おいそがしいとは思いますが
一人でも多くの子供達に「音楽の楽しさ」を伝えて欲しい
「一緒に音楽を作る喜び」を、先生にも味わってもらいたい
と、心から思っています。