楽器ライフ楽しんでいますか?
慣れるまで、初めは難しいですが
慣れてくると、演奏することがいかに楽しいことか
きっと実感できると思います。
特に友達や、仲間との合奏はこの上ない楽しさと、達成感に満ちあふれています。
だんだん楽器にも慣れてくると、きっと自分の楽器が欲しくなるのではないでしょうか!
はい!!すべてストップです!!!!!
楽器を買うというのはそれなりに大きな買い物です。
はい!!すべてストップです!!!!!
ストップの理由をお伝えしますね。
楽器を買いたくなったら、まずは相談しよう
個人でトランペットの先生に習っていれば、師匠に
学校でトランペットを吹いていたら、講師の先生、顧問の先生に
先生がいない人は、知り合いのトランペットをやっている方(詳しい人がいいですね)
先生も知人もいない人は、楽器屋さんに
「まず相談」がなぜ大事かというと、変な楽器を買わないためです。
変な楽器というのは以下です。
・無名なメーカーの楽器
・めちゃくちゃ安い楽器
・古く、金属劣化している楽器
・音程がずれすぎている楽器
以上の楽器は吹き心地も悪い上に、長持ちしない可能性があります。
安いからといって、いきなり買わないようにしましょう。
とても大事なので大きく書きましたw
まずは先生などに相談して、どんな楽器が良いか聞いてみましょう。
お子さんだったら、まずは家族に相談してくださいね!
良い楽器は、そんなに安くありません。
学校の先生へ
学校の先生にお伝えしたいことです。
生徒さんが
と相談してきたら
まずは「学校の楽器」で慣れてから検討するように伝えてください。
これから、楽器が変わる可能性もあるかもしれませんし
もしかしたら、続かないかもしれません。
楽器は高い買い物ですし、
慣れてから選んだ方が、より自分にあった楽器を購入できます。
先生から見て「上達してきてるな」と思ったら、
講師の先生に相談するように促してあげると良いでしょう。
家族の方へ
お子さんに楽器を買ってあげたい気持ちはよくわかります。
ですが、きちんとお子さんと
「続けられるのか」
「途中で投げ出さないか」
「とても高価なものだよ」
と話をしてから購入してください。
この後にも詳しく書きますが、楽器は「選定」が必要です。
ポチッったり、サプライズで買うのは我慢してくださいね!
(ご自身が楽器が吹けて、良し悪しがわかってらっしゃる場合は、全然問題ありません!)
メーカーの特色やモデルを調べよう
トランペットでしたら、ヤマハやバックが日本では主流ですが
他にもメーカーはたくさんありますので、ぜひこれを機に調べてみましょう。
先生によってもオススメする楽器は違うと思います。
私の初めて楽器を買った時のお話を参考にお伝えします。
私は中学校の時に
初めてのマイ楽器を買ってもらいました。
私は「バック」が欲しかったのですが、
地元の楽器屋さんには
バックは1本しか置いていませんでした。
師匠がヤマハを愛用していることもあり、
師匠に剪定してもらって、私はヤマハの楽器を買ってもらいました。
欲しかった楽器がなかったのは、とても残念だったのですが
私はその楽器をとても気に入って使っていました。
その5年後、音大生になった私は、初めのうちはヤマハを使っていましたが
大学の師匠に「バック」を勧められ、
まだ「バック」への憧れもあり買い換えました。
ずっと憧れだったので、その時は、とても嬉しかったですね。
そのバックもとても気に入って、プロになってからも使っていました。
ですが「ヤマハ」もプロになってからも、たまに使っています。
初めて親に買ってもらった楽器なので
今でも私の宝物です。
こども向けの音楽番組に出演した時はヤマハで出演しました。
楽器単体も撮影していただき、なんだか嬉しかったです。
やはり初めて買ってもらった楽器なので、思い入れがありますね。
これからもこの楽器はずっと手元にあると思います。
(2代目のバックは、売却して2代目のバックを今は愛用しています)
という私のエピソードにもあるように
・買いたい楽器が地元においていない
・師匠のおススメの楽器を購入することが多い
ということがあります。
それが悪いというわけではありません。
先生は良さや、あなたの実力などをみて勧めてくださっていると思うので
プロの先生のおすすめでしたら、悪い楽器を買うことはほとんどないでしょう。
メーカーによってもたくさんモデルがありますので、
まずは自分で調べて、興味のある楽器をリストアップしておきましょう。
そして先生に相談してくださいね。
購入する楽器屋さんを選びましょう
購入したい楽器が決まりました!
ではいよいよ楽器屋さんに行きましょう。
先生や講師の先生の御用達の楽器屋さんがあれば、そこで選ぶことになると思います。
メーカーによっては取り扱いがない店舗もありますので、事前に聞いておきましょう。
店舗によって値段が違います
同じ楽器の同じモデルでも、楽器は店舗によって値段が違います。
また選定できる本数も違います。
私がおすすめなのは、欲しいモデルを数多く選定で出してくれる店舗です。
10本くらいはあった方が嬉しいですね!
どうしても本数が少ないメーカーもあるので、楽器屋さんに聞いてみましょう。
そして事前に、何本用意できるか事前に聞いておいて、多く用意してくれる店舗に行くと良いでしょう。
値段を重視したい人は、「購入を検討している」と伝えて、
事前にいろんな楽器屋さんをリサーチしましょう。
選定する本数が多い方がいいワケ
楽器は一つ一つ手作りで作られているので、吹いた感じが全然違いますし
音色や、響き、音程感も全然違います!
なので数が多い方が、質の良い楽器、より自分にあった楽器を選ぶことができます。
選定品を選ぶのもあり
店舗には、「プロの奏者の方が選定した楽器」があったりします。
という方は、その楽器を選ぶというのも、とても良いと思います!!
選定しよう!
楽器屋さんも決まったので、いよいよ選定です!
必ずご自分で実際に吹いて、選定しましょう。
先生についている方は、先生と一緒に選定に行くことをお勧めします!
あった方が良い持ち物は以下です。
・現在使っているマウスピース
・現在使っている楽器(比較するため)
・チューナー
選定するときの大事なポイントは、以下です。
選定のポイント
・楽器本体に不具合はないか
・音程が悪すぎないか
・音色
・吹奏感
・音の響き
・現在使っている楽器と比較してみて、どう違うか
ひとつひとつ解説していきます。
楽器本体に不具合はないか
抜き差し管の動き、ズレ、ピストンの動きなどチェック。
悪いところがあった場合、楽器屋さんにすぐ伝えましょう。
トロンボーンの場合はスライドの動きが重要になります。
スムーズに動くかどうかもしっかりチェックしましょう。
整備すれば解決することかもしれません。
明らかに管の抜き差しがしづらい楽器は、調整が必要な可能性があります。
その場合、購入時に調整してもらえるかもしれませんし、
信頼できる楽器工房に自分で持っていくのも良いでしょう。
私のおすすめは「東向島」駅にあります、羽賀管楽器工房です!
素晴らしい職人の親子で経営されている工房です。
数多くのプロ奏者、オーケストラ奏者の方も御用達。
ちゃんと楽器をどのように整備したのかを、教えてくれるところも魅力です。
音程が悪すぎないか
チューニングをして、音出しをしてから確認しましょう。
楽器が温まってきたら、チューナーを使ってチューニング。
それから音程をチェックしていきましょう。
トランペットは音程にムラがある楽器です。
全体を通して、いい音程を自然に奏でられる楽器は買いです!
音色
音色もとても重要ですね。好きな音色の楽器を選びましょう!
自分で判断できない人は聞いてもらいましょう。
一人で選定せず、聞いてくれる方が一緒だと、客観的な意見をもらえて、いいですね。
吹奏感
音程も大事ですが、吹き心地もとても大事。
吹いた感じ「抵抗感が強い」か「抵抗感が少ない」という2通りに、まずは分けられるかと思います。
これは吹いた人の好みなので、フィーリングが合うものを選ぶといいですね。
音の響き
狭い部屋で選定すると、これはわかりづらいです。
広い部屋や、ホールで選定できる場合は、響きを誰かに聞いてもらうといいと思います。
自分には響いて聞こえるけど、意外と遠くだと響いていない
なんてこともあります。また逆のパターンも。
自分で気持ちよく吹いた時に、お客様にも心地よく響いて聴こえる楽器がいいですね。
現在使っている楽器と比較してみて、どう違うか
いろんな楽器を試奏していると、だんだん何が良いかわからなくなりがちです!
そんな時は、現在使っている楽器を吹いて、一度リセットして、また試奏する、を繰り返しましょう。
そのためにも、参考のために現在使っている楽器を持参することを、おすすめします。
先生と一緒に選定してもらった方がいいワケ
以上のポイントは選定において最低限大事なポイントです。
と思った方もいると思います。
ですので、
信頼できるプロの方に相談して、一緒に選定してもらうのが一番安心です!
ポチった楽器や、選定もしないで買った楽器は、以上のポイントが確認できません。
安い買い物ではないですし、いい楽器で練習した方が間違いなく上達します!
ぜひ、プロの方と一緒に選定してもらいましょう。
最後は自分で決断
はい、ここまで散々、自分一人で選ぶなと言ってますが
最後は自分自身で選びましょう!
ある程度は先生に選んでもらうのが良いですが、いい楽器が数本あった場合、最後に選ぶのは自分です。
違いはわからなくていいので、自分とのフィーリングを感じて選びましょう。
最後の決め手はフィーリングです!
と思う楽器をチョイスましょう。気に入った楽器は愛着もわきますし、練習にも身が入りやすいです!
そしてぜひ一緒に育っていってくださいね。